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2009年6月

2009年6月18日 (木)

仕事と自己

「仕事はここまで。あとはプライベート」、「会社が終わったら、あとは自分の時間だから仕事は関係ない」・・・若いとき私自身そういう割り切った考えはありました。しかし、いつからかわからないですが、それは「間違っていたな」と感じるようになりました。

確かに、仕事の性格上そのように割り切れない部分が多いというのはありますが、本質的に仕事とはそういうものであるのではないかと考えています。正確にいうと、働きづめといったことでなく、プライベートの時間も仕事のことは片時も忘れないといったほうが妥当です。

こうなると、その仕事を充実させないで、いい人生を送ることは不可能ではないかと思います。仕事を通じての成長に充実感を得、仕事を通じて自己を社会に表現することが、まさに「自己実現」ということなのではないかと。

「組織を変える、風土を変える」・・・大変な難業なのですが、これなくして改革はできません。なぜ、研修やコンサルを入れても改革できないのか。一人ひとりの仕事意識なるものが変わらない限り、見せかけの改革で終わってしまいます。真の改革は仕事と自己が一体化するものでなければなりません。

そうした一体化が実現したとき、組織と個人のさらなる飛躍が実現するのでしょう。小手先の経営手法や研修はクソにもならないと痛感しています。

2009年6月11日 (木)

在庫の問題は人の問題

在庫管理の状態を観察すれば、おおよそ組織の風土、経営状態がわかります。在庫管理はモノが入って出て行くまでの過程を管理するわけですから、外的な影響は受けにくいのです。在庫管理の問題はまさに「社内の問題」です。売上のように外部環境のせいにすることはできません。それだけに社内の意識の影響が大きく、これがきちんと管理できていれば、まずそのその組織は良好でしょう。

具体的には、
まず、社員が在庫を金銭的な感覚で捉えることができるかどうか。これができれば、コストカットにかなり意欲的な社風が感じられます。ムダの排除も行き届いているでしょう。

次に感覚的に低い価値で認識されがちな在庫管理のルールを社員に守らせることができるかどうか。これは、指揮命令、報連相がきちんとできているかどうかが確認できます。ある会社では、私が現状在庫をまず把握すると告げたら、幹部社員が慌てて、死蔵品をこっそり捨てたという例もあります。こんなのはこの時点でアウトですね。そういう風土や意識を改革しないと、どんな手法を導入しても何もうまくいきません。案の定、その後指揮命令、報連相が壊滅状態ということがわかりました。

最後に、トータルで管理を考えられるかどうか。在庫はモノが入って出て行くまでの過程ですから、一部のプロセスだけ効率化してもダメです。つまり、在庫管理も生産工程と同様に前工程、後工程を考えて自分の工程を考えなければなりません。また、イレギュラーが多いのも在庫管理の特徴です。このイレギュラーを原理原則に則したかたちでいかに処理するかは社員の問題解決能力によって相当な差がでます。これができれば、一事が万事で組織の問題解決能力レベルはかなり高いと思います。

在庫のないサービス業でも同じです。消耗品、受注残、顧客など・・・在庫と同様に考えることは可能です。

以上が「在庫の問題=人の問題」といわれる所以です。

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