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2009年3月21日 (土)

成果主義はプロセス主義

AIGのボーナスは日本人だけでなくアメリカ人にも違和感があったようです。もらう側は納得いかないでしょうが。「やれと言われたことに対して、結果を出したのだから、当然約束のボーナスはもらう」・・・成果主義が根付いていると思われるアメリカでさえ、世論からは納得されなかったのです。

こうなると、成果だけを問うビジネスというのは、今後世界的に否定されそうです。だからといって、日本が得意とする年功が復活するかというとそれもグローバル社会ではあり得ないといえます。

組織における仕事とはいうのは、上司の指示があって、部下がそれに従うという基本的な流れがあります。「これをいついつまでにしなさい」、「わかりました」のやりとりです。しかし、そのプロセスを逐一あれこれ指示することは、新入社員でもない限り稀なことです。

特にビジネスパーソンを評価するにおいては、指示されたことだけやっていればそれで合格ということはなく、そのプロセスから派生する様々な例外に対する対処とか、そこから学んだ事象を次へとつなげられるかどうかとか、将来的な期待値も含めて評価されます。100の要求に対して、105以上返さないと「できる奴」という評価は得られません。

短期決戦であれば、結果のみの評価でもいいかもしれませんが、長期となると、その人が「どう考え、どう取り組んだか」が重要で、そういう意味で成果主義は結果だけをとらえるのではなく、プロセスをみなければならないということになります。

そこに日本が成果主義を取り入れた際のミスマッチがあるのではないかと思います。仕事の結果そのものの評価ではなく、人と仕事を一体化させて評価することが必要なのです。

アメリカの仕事結果への偏りすぎ、日本の人(年功、人格)への評価の偏りすぎ、この2つの中間点がおそらく最適な成果主義であり、それは「プロセス主義」と考えられます。

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