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2009年2月 3日 (火)

朝令暮改は是か非か

経営において「朝令暮改は是」と考えている経営者は多いのではないでしょうか。「朝令暮改」は朝出した命令が夕方にはもう改められるということで、命令が頻繁に変えられて一定しないことから悪い意味で使われます。

「うちの会社は方針がコロコロ変わる」という従業員のコメントをよく耳にします。しかし、変更は「目的」なのか「手段」なのかが重要です。

ある会社で、従業員は「社長の方針はコロコロ変わる」とぼやいていますが、私が聞く限り社長の方針は変わっていないと認識しています。従業員は「手段」の変更をぼやいているのです。手段の変更は常に起こりえます。

例えば、顧客満足へのアプローチ手段は様々です。朝「これがいい」と思っても「夕方にはダメだ」と思うこともあります。しかし、これは複数ある手段を取捨選択しているだけで、目的である顧客満足は変わっていません。経営者の頭の中は目的を達成するためにあらゆる手段が渦巻いているのです。

指示された従業員にしてみると、コロコロ変わると思うかもしませんが、これを朝礼暮改として非難していては、激変のビジネス社会を生き抜くことは不可能です。

ここで欠けているのは「目的」の相互理解です。特に受ける側が、その目的が何であるかを理解しておれば、朝令暮改という非難はないのです。「そうか。この手段のほうが目的は達成できるな」と理解すれば、朝令暮改と思うことはありません。ここに、仕事のできる従業員とできない従業員の分岐点が見えるように思います。

言われたことしかやらない従業員ほど朝令暮改を感じるのです。

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