二面思考
昔から二面思考を示す言葉はたくさんありますが、問題に直面したとき、つい主観的、一面的になってしまうのは人間の本性なのかもしれません。特に、問題の渦中にいるとき、二面思考は非常に難しい。
昨今の株価急落、円高はマスコミ報道、エコノミストのコメント、どれも悲観的なものばかりで、聞いているだけで気が滅入ってきます。まあ、どれだけ人の気を引くかで評価される職業だけに、あまりにマイノリティな意見を言って、後で責められることを考えると「ここはみんなが考える悲観論で」となるのでしょう。
そもそも、報道とか、評論は「悲観論」で発表したほうがリスクはないのです。当たれば「やっぱり言ったとおりだ」、はずれたら「ばずれてよかったね」なのです。楽観論ではずれたら「はずれているじゃないか」と責められるのです。
この悲観論に流されていると、いつも見方は一面的になってしまうのです。本当はチャンスもあるのに。
重要なのは、「もしものときに備える力」と「チャンスと見たら一気に攻める力」を同時に併せ持つことなのです。そして、日ごろからそれができるだけの体力を温存することです。
「危機」とはクライシスとチャンスと聞きます。企業経営においても、個人投資においても「二面思考」のできる会社や人がクライシスを乗り越えることができるのです。

コメント