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2008年10月17日 (金)

PDCAサイクル

PDCAはプラン(計画)→ドゥ(行動)→チェック(検証)→アクション(改善・再行動)を繰り返すマネジメントサイクルです。非常にシンプルにマネジメントの本質を表していて、これに5W1Hが加味されれば、ほとんどの課題は解決の方向へと動き出すのだと思います。

しかし、これがなかなか難しい。組織においては、複数の人たちが関与するので、さらに困難を極めます。これを忠実に実行できる組織、ビジネスパーソンにめぐり合うことはめったにないと言っても過言ではないのではと思います。

自分も含めて経験的に、このサイクルは「縮小化・下方化」していくこと(縮小・下方スパイラルと言ったほうがいいかもしれません)が多いことははっきりしています。

最初のプラン(計画)は壮大な目標があって、いろいろな手法も取り込んで立派なものができます。でもこのとき、チラッと「ホントにできるのか。一体誰がやるんだ。自分が担当だと困るな。」といったことが頭をよぎります。

次のドゥ(行動)はプランのようにはいきません。やってみると難しい。トーンダウンしてきます。日常の業務に追われたり、物理的に不可能なことが発生したり、人のせいにしたり、「できない」理由を探し出します。

続いてチェック(検証)。この段階では、できなかった結果を既に認識しているので、気が入りません。やりたくないのです。言い訳をいろいろと考え、その場をどう切り抜けるかが主な思考になってしまいます。次のアクションにあまり負荷がかからないようにするか、またはその場しのぎでさらに壮大な再行動計画を立てて許してもらおうとすることもあります。

そして最後にアクション(改善・再行動)。儀式としてやる場合や全くスケジュールが組まれずやらないこともあります。

こうして、PDCAサイクルは縮小して自然消滅。社員の間では、自分たちが張本人なのに「うちの会社は計画だけで実行しない」とか「いつも絵に描いた餅」などと無責任な発言がはびこります。

どうしてこうなってしまうのでしょう。原因はいくつかあるでしょう。

その中で重要な原因をひとつ。それは「温度差」です。問題に対する意識の差のようなものです。当たり前といえば当たり前なのですが、この温度差を日ごろからいかに縮めておくかということは相当重要なことと思います。この温度差のバラつきが小さいほど組織として強固であり、問題解決にすぐに取り組めるように思います。(温度差による偏差を数値化できれば組織診断指標としても使えるかもしれません)

温度差を縮めるキーワードは「コミュニケーション」です。良好なコミュニケーションはあらゆる問題解決の基礎的な処方箋です。そして、有効な処方箋ほどシンプルかつスタンダードなのです。

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